
40代 ・男性・ 会社役員
Q: コロナ禍の業績不振により3社合併になりました。他社から部下が異動してきましたが、それぞれのブランドに強いこだわりがあり指示通りに動いてくれません。このままでは更に業績が悪化して希望退職を募りかねません。どうしたら女性はやる気になりますか?
A: まずは部下と個別面談をして、それぞれの「納得いかない」をヒアリングすることです。コロナ禍で会社が傾いて、部下の心中は穏やかではないはず。景気がよいときのJOBローテンョンは、少しくらいの大変な状況に直面しても女性は頑張ります。一方、思わぬときの異動は落胆も大きく、負のエネルギーになります。いままで頑張って働いてきたのに、これからは好きではない商品も販売しなければならない。心の「矛盾」が女性の反発する要因だと考えます。今までの古いマネジメントから新しい価値観を部下と共有しながら、現実にあわせて期待を修正していくとよいでしょう。
最後に、人に「尊厳」と「愛情」は強制できないです。肝心なのはあなたの役員としての決意です。顧客だけでなく部下も「二度と信用はなくさない」という使命感です。
会社の利益は信用の後についてきます。